子育ても、仕事も、親のことも。
暮らしの豊かさが米沢にありました

Mika
Kuroda
黒田 三佳 さん
東京都大田区出身
50代
多様な経験を経て選んだ米沢での暮らし
自然と人が集まり、会話やチャレンジが生まれる空間をこの米沢で創り出す三佳さん。
米沢に移住して二十四年、「みなみはらえいごくらぶ」や人材育成、里山ソムリエの活動等、多くの「コト」を生み出し続けています。
東京で生まれ育った三佳さんは、大学卒業後に国際線の客室乗務員や、イギリスへの留学・デンマークでの暮らしを経験してきました。「デンマークでの暮らしでは、お金で買うことのできない時間や環境、それを作り上げる人が豊かさにつながっていることを感じました」と話します。
夫婦旅行で訪れた米沢市がデンマークの暮らしに重なり、帰国後2001年に家族で移住をします。「米沢市は一度しか来ていないのに、人のあたたかさ、自然の豊かさ、まちの雰囲気に縁を感じました」
移住後はアパートを借りつつ自然豊かな土地を探し、1年程して土地を見つけ小さなログハウスを建て、理想としていた暮らしづくりをスタートさせます。
その後、自宅の隣にある約1,200坪の山林を購入して手入れを行い、里山の風景を作り上げていきました。
三佳さんの自宅や里山には、えいごくらぶに通う60人もの子どもだけではなく、大学生や地域の大人も「何かをしたい」「学びたい」と訪れ、学びと交流の場になっています。


自分の目で確かめ、自分の人生をつくる
「人生は自分次第。だからこそ、自分で確かめて選んだ米沢暮らしに後悔がありません。雪は多く降りますが、雪が降るからこそ魅力が引き立ちます。『この時間に除雪しないと』と逆算し、冬ならではの生活リズムを楽しんでいます」と三佳さんはいいます。
地域の方との関わり方も濃厚で、「クロモジ(楊枝やお茶等に使われる木)が好きと話すと、近所の方が自宅に枝葉を届けてくれたり、薪ストーブ用の薪が必要だと話した際には、「薪いるか?」と声をかけてもらって、伐採現場まで案内され、薪づくりを体験させてもらうこともありました」と、地域の方からの「体験のプレゼント」を笑顔で教えてくれました。
「移住当時に幼稚園だった子どもは、地域の方々に育てられた感覚が強く、親戚のような関係性になっています」
子どもが「ヤギを飼いたい」と話すと、地域の方がヤギを連れてきて、最盛期には5頭飼育していたことも。ヤギの堆肥を使った無農薬野菜づくりにも活動の幅が広がったそうです。
東京から呼び寄せた親の介護の面でも、地域の見守りや声掛けがあり安心して暮らせているといいます。
これまで様々な場所で暮らしを営んできた三佳さんの前向きな言葉は、地域の方や移住を考えている方にとっても力になると感じました。
「“できること”はたくさんあります。自分の“なりたい”を引き出せる場所、それが米沢です」
三佳さんはこのマインドを胸に米沢での暮らしを心から楽しみ、今日も米沢で多くの「コト」を生み出していきます。


暮らしのーとは、米沢のいろんな暮らしを集めています。あなたの叶えたい暮らし、理想の米沢ライフについて、ぜひ米沢市の移住相談窓口まで教えてください!もしかすると、直接もっと深い話を聞いたり、新たな出会いにつながるかも。